株式会社HCSグループ(ホームクリエイトサービス) 監修

シロアリってどんな虫なの?

「シロアリ」だけどアリじゃない!

  • 名前はシロアリ・・でもアリの仲間ではありません!
  • シロアリと呼ばれ、形や大きさ、生活様式などもアリに似ています。
    しかし、アリはハチ目に所属し、シロアリはゴキブリに近縁な昆虫で、
    昆虫学でいうとシロアリ目に所属しています。
  • シロアリ見た目
  • またアリはサナギを経て成虫(完全変態)しますが、シロアリはサナギを経ず、幼虫と成虫がほぼ同じ姿(不完全変態)です。
    ちなみに、シロアリ目という学目は、ラテン語でIsoptera(Iso:等しい,ptera:翅)から由来し、シロアリのハネアリの翅が4枚ともほぼ同じ大きさと形であることから意味つけられています。(アリのハネアリは前後の翅の大きさが違います。)

シロアリにも種類があります

  • シロアリは現在までに世界で2,900種が知られ、建造物に主要な害虫は83種確認されています。
    日本では23種が記録され、シロアリによる被害が確認された場合、種によって生態が異なり、駆除の工法も変わります。
    したがって、シロアリを駆除する場合には種類を特定する必要があります。
    日本で主要な家屋害虫とされているのは、4種類で、ミゾガシラシロアリ科(地下シロアリ)のイエシロアリとヤマトシロアリ、レイビシロアリ科(乾材シロアリ)のアメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリがあります。
    日本しろあり対策協会の防除処理対策は、日本における被害の殆どを占める地下シロアリを対象としており、当ホームページでは地下シロアリのイエシロアリとヤマトシロアリについてお話します。
  • 分布図
  • 関東南部以西の西南日本に分布している。
    地中の巣から蟻道を100mも延ばす能力があり、1個の固定巣からの被害は広範。
    水を運びながら木材を湿しながら加害するため、被害は家屋全体におよび甚大、家屋を自分の食物のほか、自らの生活場所とするため穿孔するため侵入してからの加害速度が非常に速い。
    IUCN(国際自然保護連合)では世界の侵略外来種ワースト100に指定している。

  • 北海道名寄市からトカラ列島までの日本全域に分布している。水を運ぶ能力がなく常に湿った木材中で生活をしているため、日当たりが悪く湿気の多い場所に多く生息している。地面に近い土台や床束、根太、大引などの被害が多いが、床下が湿っている部屋では床板や畳まで加害される場合もある。雨漏りや雨樋の不良で雨水が流れるところでは、軒先や軸組の上部まで加害される。

  • ※尚、乾材シロアリのダイコクシロアリは奄美大島・小笠原以南に分布、アメリカカンザイシロアリは侵入害虫で局所的に被害が確認されています。 ※下関・門司地区ではヤマトシロアリに酷似するカンモンシロアリが生息します。
  • 注意

シロアリの社会生活と食べ物

  • シロアリの社会生活について
  • 階級
  • シロアリは社会性の発達した昆虫で、地中で産卵に専念する女王・王アリを中心として、餌の採取運搬や巣の構築などをする職蟻、外敵からの防衛に当たる兵蟻が構成員となって、統一性のとれた見事な社会生活を営んでいます。
  • シロアリの栄養源って?
  • シロアリの主要食物は木材ですが、木材の主成分のうち半分を占めるセルロースと4分の1を占めるヘミセルロースを主要な栄養供給源としています。
    セルロースの消化には消化酵素セルラーゼが必要ですが、ほとんどの動物にはこの消化酵素を分泌する能力がありません。
    しかし、シロアリは、後腸に原生動物が共生しているため、この助けにより消化されています。
    (脱皮したばかりの個体には原生動物がいなくなり、また卵から孵化したばかりの若齢幼虫にもいません。これらの個体は他の職蟻の腹部を刺激し、肛門から出す排泄物をとおして原生動物を受け取っています。)
  • 森の中では益虫・・でも建物に入ると・・・
  • 益虫?
  • シロアリは森林の中では、枯れた木材や落ち葉などを食べ、地中に作った通り道が土壌改良に役に立ち益虫と呼ばれているのですが、私たちが住んでいる建物に浸入すると柱や梁、土台などの建築木材の内部をどんどん食べていき、ほおっておくと建物の強度が劣化してしまいます。
    シロアリの被害だけで建物が崩壊する例は少ないですが、壁に割れ目ができたり、窓や雨戸のしまりが悪くなるような被害は多くみられます。
    森の中では益虫と言われるシロアリですが、私達にとっては注意が必要です。

建物の被害

  • なぜ建物を食べるの?
  • 壁の中
  • 床下
  • 鉄骨
  • 壁の中の被害
  • 床下の被害
  • 鉄骨でも白蟻の道が・・
  • シロアリは餌とする木材がなくなると、餌場を探して移動します。
    床下がコンクリートなどで覆われていても、配管部分の隙間やコンクリートの粒子を少しづつはずして掘り進み餌となる木材を探しに浸入します。
    コンクリート造りの建物はシロアリの被害がないと思われますが、イエシロアリの飼育実験では厚さ5cmの壁がわずが1週間で貫通された記録があります。
    鉄筋コンクリート造りの建物でも木材を求めて侵入し、内装の木材が被害に遭う事例が多くなっています。
    森の中では益虫とされているシロアリ、餌がなくなったから餌を探しにいったら、たまたま人が住んでいる家だっただけでシロアリに悪意はないのですが、大切なお家がシロアリの被害にあってしまうとたまりません。シロアリが間違って家に浸入しないように定期的な予防工事をお勧めします。
  • 被害説明
  • 建物の被害率って意外に高いのです
  • 築年数 1~10年 10~20年 20年以上
    被害率 19% 35% 49%
  • 地域 九州 四国 北海道・東北
    被害率 37.34% 37.36% 25.04%
  • 2001年しろあり対策協会被害実態調査より(全国1,006事業所を対象に調査)
  • シロアリの認識が高まり、新築時に予防処理をする割合が高くなったこと、建築方法の変化、予防や駆除によって白蟻の密度が低下したことなどによって、過去のデータと比べると2001年の被害率は低下しているようですが、それでも高い被害比率のデータです。
  • 見た目はしっかりとした梁に見えますが
    ハンマーで叩いてみると・・・
  • シロアリに食べられた木材
    中身が空洞になっているのがわかります。
  • 壁の中に作った巣の跡
  • 撤去した分巣
  • 中天井に作った分巣
  • 壁の中に作った巣の跡
  • 撤去した分巣
  • 中天井に作った分巣
  • シロアリの巣

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